悪女と謝罪についての考察

謝罪について専門家としてコメントしました

 
本業のコミュニケーション研究のほうのお仕事ではありますが、週間ダイヤモンドの「営業学」という特集で、謝罪についてのコメントが掲載されています。専門家としての寄稿、監修、コメントなどのお仕事は少なくありませんが、普段からよく読む雑誌だと嬉しさもひとしお。ご縁を繋いでくださったであろう関係者の方に感謝です。
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謝罪をする時に気をつけたいポイントとは

 
こちらの雑誌では、謝罪するときに気をつけたい「順番」についてコメントさせていただきました。同じことを伝えても、順番を間違うと「状況の説明」が「言い訳」と解釈されてしまうことがあります。正解は、まず「謝罪の言葉」を伝える。その後に「状況を説明」その後必要があれば「今後の対策(場合によっては補償も含む)」です。
 
自分に非がない場合でも「ご心配をおかけして申し訳ありません」「不快な思いをさせてしまい申し訳ありません」といった謝罪をしましょう。自分の非を認めているわけではありませんが、相手の感情を緩和し、聞く耳を持ってもらう方法として有効です。明らかに相手の勘違いというケースでも、こういった謝罪をしてから誤解がとければスマートだと思います。
 

謝罪がうまい悪女とは?

 
専門家による、パートナーとの関係維持の研究があります。それによるとカップルはお互いに「相手より自分のほうが関係維持に貢献している」「相手より自分のほうが望ましくない行動は少ない」と思っているのだとか。正しさよりも思いやりを優先できるうちはいいのですが、摩擦は起こるべくして起こるわけですね。
 
筆者が謝罪がうまいと感じる悪女は、楊貴妃。皇帝が他の愛人に夢中になりそうになった時、ヒステリーを起こして追い出されたことがあるのですが、人、贈り物、演出などを駆使して許されています。
 
普段わがままなぶん、たまに下手に出た時の可愛げは印象深いもの。これに悪女特有の変わり身の早さが加われば、鬼に金棒だと思います。
 
謝罪をする際、涙を武器に使う人もいますが、これは使い過ぎに注意が必要です。悪女学研究所では「涙は三枚のお札」と定義。ここぞの時に三回だけ助かるアイテムと考え、大事に使うことを提唱しています。
 

警察政策フォーラムに参加

警察政策フォーラムに参加してきました。今回のテーマは「メディア社会における警察の情報発信について」。
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悪女研究家がなぜ?!と不思議に思う方もいらっしゃると思いますが、筆者の本業はコミュニケーションデザインの経営。某警察署に勤務していた時には、地域安全ニュースを編集発行も担当していました。日本社会心理学会の会員でもあるので、イギリスのWEBを使った防犯のための発信のメリットやリスクにも大変興味があります。
 

情報発信の功罪について考えさせられました

 
筆者が、日本で初めての防犯専従職として警察署の生活安全課に配属されたとき、はじめに取り組んだ仕事の一つに地域安全ニュースの発行があります。署内の各課に情報提供を依頼し、所管区で発生した事故や事件のデータをまとめ、ニュースを制作。それを、再編した防犯登録所の皆さんや、少年指導員の皆さんなどのお力を借りながら、配布していました。
 
発信の重要性も、知る権利についても、防犯の効果についてもわかるつもりですが、それ以上に配慮しなければいけないナイーブな面についても、実情を知っています。
 
ですので今回のイギリス警察の事例は、素晴らしいと思う反面、リスクを考えずにはいられませんでした。
 
現在、私はコミュニケーションデザインを研究し、特にWEBでのコミュニケーションデザインが得意な会社を経営しています。企業のメッセージを発信する場で、アクセス解析からPDCAをまわしています。しかし、そのプロセスの中で、WEBの力を体感する反面、思わぬ反応を引き起こすケースも見ています。
 
そんなバックグラウンドがあるだけに、今回のフォーラムでうかがった情報透明化の先進国であるイギリスの取り組みには驚かされました。メディア社会での発信。その功罪は、皆さんご存知かと思いますが特に、警察としての発信には、想像以上の配慮が必要になります。
 
決して日本の警察がメディア社会で遅れているとか、発信を先送りしているわけではなく、いろんな方面からの専門家の意見を取り入れつつ
熟慮していることがわかった一日でした。
 
個人的には、追手門学院大学の荒井先生の発表が興味深かったです。荒井先生、そして科学警察研究所の島田先生、ありがとうございました!!
 

「藤田尚弓」「警察」で検索をかける人々

 
ネットの世界は怖いなと思ったことの一つに、検索の補助ワード問題があります。例えば「藤田尚弓」と検索すると、「藤田尚弓 警察」「藤田尚弓 ホステス」「藤田尚弓 経歴」「藤田尚弓 悪女」といった補助ワードが自動的に表示されてしまいます。別にいいのですが、まるで前科・前歴のある人みたいじゃないですか?印象が。事実は、警察署に勤務していた、警察署で剣道をしていた、警察の幹部研修で講師をしたといったことなのですが、風評被害などもあり、メディア社会の難しさを痛感しています。
 
最近は小学校で「自分の親を検索してみよう」という恐ろしい授業があるそうです。テレビなどに出ていると、名前に「熱愛発覚」といったキャッチーなコピーをつけてフィッシングサイト(詐欺サイト)に誘導する記事を作られたりします。有名税だと笑っていますが、子供への影響を考えると、頭の痛い問題だったりします。