プレゼンの授業から考えた!北条政子は悪女なのか

早稲田大学のオープンカレッジでプレゼンの授業に登壇してきました。
いつもの道もすっかり秋らしくなり、季節の移り変わりを感じています。

 

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今回のテーマは、プレゼンのデリバリーとパラランゲージについて。
言葉以外の部分を含めて、どう伝えたらいいかについて講義してきました。

 

コミュニケーションの中でも非言語コミュニケーションは特に思い入れがあるので、
授業にも、ついつい熱が入ります。

 

さて、プレゼンが巧いと思う悪女で、まっさきに思い浮かぶのは北条政子。

 

鎌倉幕府の将軍、源頼朝の妻であり、
頼朝が亡くなった後は優秀な女性政治家として活躍した北条政子。
政治家ということもあり、男勝りでクールと言ったイメージを持つ人も多いと思いますが、
彼女は感情豊かな女性です。

 

島流しにされていた源頼朝と恋に落ちた時には、
親に決められていた結婚をすっぽかして駆け落ち。
結婚後、頼朝が愛人を持った時には嫉妬のあまり愛人宅を壊しています。

 

そんな政子のプレゼンテーションはやはり情熱的です。

 

朝廷が鎌倉幕府を討とうとした時、

「朝廷には逆らわないほうがいいのでは?」

と尻込みする武士達に、
彼女は単に幕府を守ろうとは言いませんでした。

 

 

彼女がやってのけたのは。

「あなた方の利益を守るために」
「これからの社会のために」
「亡き頼朝の恩に報いるために」

といった心に響くプレゼン。

自分の利益、社会への貢献、そして人の恩。
こういった人間心理を巧みについた彼女のプレゼンは
反対勢力をも味方に変え、歴史を動かしました。

 

 

人は論理で納得し、感情で動きます。
あれこれやらかした北条政子ではありますが、
暖かみのあるエピソードも多数。

衝動性は高かったと思いますが、
性格特性の共感性の部分が高く、人の気持ちに敏感な
傷つきやすい部分のある優しい女性だったのかも?

悪女と言われていますが、
実は家族思いで、優秀な女性政治家だったのではと思っています。

 

 

バラエティ番組の収録 「ジョブチューン」

一昨日は、バラエティ番組の収録でテレビ局にオジャマしていました。

今回はコメンテーターとしてではなく、
なんとジョブチューンの「警察官スペシャル」に参戦です。

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そうなんです。
実は以前、某地方警察署の生活安全課に勤務していました。

 

 

警察内部の「へえーっ」や「ぶっちゃけ」をする番組ですが、
警察ネタって、ある意味言えないことが多すぎですよね・・・

 

というわけで、誰も傷つかない、藤田尚弓らしい
女性ならではのエピソードを披露してきました。
 
 
今回、感心したのはテレビ局の方たちの徹底した調査。
藤田尚弓が本当に警察署に勤務していたのか、
こちらが提出した写真や資料だけでなく、あれこれと裏をとる様子に感服しました。

 

 

現役時代に新聞にも掲載されているし、
警察の幹部研修などにも登壇している写真もあるし、
他の出演者の方に共通の知人がいたり、
それでも調べる姿勢、さすがだと思いました。

 
 
楽しい番組を制作する裏側には、
スタッフの皆さんの努力がたくさんあるのですね。

 
 

桃太郎とイエスキリストと上沼恵美子さんの共通点

テレビ番組の収録で大阪に来ています。楽屋に入ると・・・

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今回もまた、上沼さんからの暖かい心遣いが・・・。

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差し入れのコロッケ。
なんだか心に染み入ります。
上沼さん、ありがとうございます。

 

きびだんごをもらって、桃太郎と命がけの鬼退治に同行した
猿・犬・きじの気持ちが少しわかったような気がしました。
イエスキリストも、自らの手でパンを分け与えたからこそ
あれだけ多くの人の心を掴めたのかも?なんて思ったりもして。

 

 

さて。

 

 

皆さんも耳にしたことがあると思いますが、
大阪には「飴ちゃん文化」なるものがあります。

 

 

飴と呼び捨てにせず「飴ちゃん」と敬称がつくところからも
なんとなく関東とは違った飴のポジションが伺えますよね。

大阪において「飴ちゃん」は関東と比較にならないほど多くのシーンで登場し、
コミュニケーションツールとしても使われているそうです。

見知らぬ人に「飴ちゃん」をあげるという行動文化も珍しくないそうで、
私も出張中に何度か「飴ちゃん」をいただく経験をすることができました。

飴をもらうという予想外のコミュニケーション。
暖かい気持ちになるもんですね。

 

 

拙著「悪女の仕事術」でも、給食作戦と名付けて紹介していますが
ちょっとした心遣いというのは嬉しいものだと再確認しました。

 
 

悪女研の勉強会を開催

先日、悪女学研究所の勉強会を開催しました。
今回の話題提供は、藤田尚弓。

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今回は、

・岡本かの子
・ホイットニーヒューストン
・ミセスマクベス
・向田邦子
・樋口一葉

を取り上げ、彼女たちがどんな人生を送ったか
そして、どの部分が悪女と呼ばれる所以になったのかをお話ししてきました。

 

 

単に講義形式ではつまらないので事前に診断テストを行い、
参加者のみなさんのタイプ分けを行ってみましたよ。

その後、該当するタイプの悪女たちの特徴、
人生のキーワードなどについて掘り下げたのですが

「あ、あたってる・・・!」
「そういう面あるかも」

という声を多くきけて、嬉しかったです。

 

 

ちなみに診断テストは、断片的に伝えられているエピソードを収集した後に
その背景にある価値観をキーワードで抽出。

コミュニケーションスタイルから診断した思考の癖や認知のゆがみなどを加味して
藤田尚弓が設問を制作しました。

家を守るのがあたりまえの時代だった、
女性は男性の持ち物で意見を言わないのが標準だった、
といった時代背景によるブレについては考慮していないので
簡易的なお遊びテストではあります・・・。

 

 

勉強会の後は、シャンパンとワインを飲みながらの女子会。

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メンバーの皆さんとリアルで交流できるのはとても嬉しいです。
意見や感想、とても勉強になりました。

 

いつのまにかメンバーが700人を超えまして、30人の定員枠が争奪戦になってしまいました。
毎回先着順のため、今回も参加できなかったという方、ごめんなさい。

 

悪女研の勉強会は不定期に開催しており、メンバーの皆さんにはメールにてお誘いをしております。参加ご希望の方は悪女研のHPより会員登録をなさってメールでのお誘いをお待ちいただければと思います。

 
 
→ 悪女学研究所への登録はこちらから
 
 

トップセールスマンと悪女の共通点

テレビ朝日の「アレはすごかった!」という番組で
トップセールスマンのコミュニケーションテクニックを解説しました。

 

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トップセールスマンの方が実際に売っているシーンを分析するという内容だったのですが、
解説が止まらないほど一つ一つのアクションが効果的で驚かされました。

おそらく無意識のうちに現場で身に着けたのでしょうが、
印象形成や心理学、コミュニケーションデザインの理論でも
確かに有効だろうというテクニックが満載。

組み合わせるタイミングにいたっては、私も勉強させてもらいました。

 

 

トップセールスマンと悪女には共通点があります。それは、

・人に好意を持たれる話し方
・印象づけるアクション
・断りにくい流れの作り方

などを無意識のうちに身につけている人が多いこと。

 

 

皆さんのまわりには、そんな女性、いませんか?

 

 

私の周り位には、すぐ誰とでも打ち解けてしまうすごいオバチャンがいます。
私も含め、みんながオバチャンには協力してしまう。

無理なことも言いますが、なんとも憎めない女性で
私も過去にずいぶんお世話になり、そして振り回されています。

そんなオバチャンとの会話を反芻してみると
計算づくだったら凄いなと思うくらい、トリガーがしっかり埋め込まれています。

 

 

常々「養殖悪女は天然悪女にかなわない」と思っている私。
いかに印象形成の知識があっても、
適切なタイミングでサラっと実践する能力はまた別なわけで。

 

 
「藤田さんは悪女ですよね」的なことをよく言われますが、
どこまで行っても私は単なる研究者なのだと思い知らされています。

 

 

読売新聞に掲載されました

8月19日の読売新聞に掲載されました。

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友活をテーマにした記事で、コミュニケーションについてコメントしております。
今はどうも友達を作るのにも「友活」なるものが必要なようです。

 

自己開示、非言語コミュニケーション、傾聴スキル、印象形成、
といったところからコミュニケーションの基本を、
そして原因帰属についても触れさせてもらいました。

 

ついつい、理屈っぽく話してしまうのですが、
さらりと、わかりやすい言葉でまとめてくださった記者の方に感謝です。

 

 

悪女はコミュニケーション能力が高い傾向のある人が多いです。
特に歴史に名を残す女性は、時の権力者の奥さんや愛人というケースも多いので
心を掴み、話さない能力は必須だったと思われます。

 

犯罪史などでも、いわゆる「口が巧い」女性は多いです。

 

ブスな悪女や、頭の悪い悪女がイメージしにくいように
コミュニケーションが下手な悪女というのもイメージしにくいですよね。
風俗など性産業の世界でも、
コミュニケーション能力はマストだそうで、その能力が欠けている人は
風俗の世界に身をやつしてもなお貧困から抜け出せないのだとか。

 
 
生き残るための選択肢が少なかった時代に逞しく生き残った悪女たち。
もし彼女たちのコミュニケーション能力が低かったら、
歴史はずいぶんと変わっていたかも知れません。

 
 

テレビ番組でコメントしました

悪女学研究家としてではなく、本業のコミュニケーション研究のほうではありますが。
先日オンエアされた「驚き!ニッポン新常識」という番組で
社内のコミュニケーションについてコメントさせていただきました。

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番組で取り上げられた会社では、コンピューターがランダムに選んだ相手と
ランチに行くという試みが実施されているそうです。

 

いいと思いますね。

 

コミュニケーションの機会が増えるとそれに比例して、
社内の助け合いが増えるという調査結果があります。

会社がコミュニケーションを増やす取り組みを行い
それによって業績UPに繋がるというのも不思議ではありません。

最近は会社の飲み会に参加したくないという方が増えているそうなので、
ランチをうまく活用するのはいいアイディアだと言えるでしょう。

 

 

人は知らない人には冷淡になる傾向があります。
普段接触の少ない部署の人ともコミュニケーションをとれるような取組みは
今後さらに必要になってくるのでは

ほんの少しコミュニケーションを増やせば、
クレームにならなかったというケースはたくさんありますよね。

確か、医療過誤で裁判を起こされるというのは、
患者とのコミュニケーション時間と相関があるというデータもあったような。

 

 

会社がわざわざコミュニケーションの機会を作らなければならない状況は
ちょっと寂しい気もしますが、今後も動向に注目していきたいです。

 

 

悪女研究家が見る小保方さんの悪女性

STAP細胞のニュースはまだまだ収まりそうにありません。

笹井さんがお亡くなり、
小保方さんを、より悪女的に取り上げたいメディアもあるようです。

不正があったかも知れないという文脈にのせた、

「力のある上司にとりいったのでは?」
「不適切な関係があったのだろう」

といったストーリーは、確かに悪女をイメージさせます。

 

 

しかし、こういった女性への攻撃は、働く女性なら誰でも被害者になりうる
妬みの感情も背景にあるような気がします。

 

 

人は以下のような時に、他者に対して妬みの感情を抱きます。

■自分にとって重要な領域で他者が優れているとき

(Salovey&Rodin 1984;Tesser&Collins 1988)

■優れている人が自分と似ているとき

 (Schaubroeck&Lam,2004)

■比較して自分の自己評価が低下してしまったとき

 (Tesser,1991)

 

 

仕事に対して真剣に取り組んでいる、あなた。
もしかすると、仕事で結果を出した人に対して
ちょっとした要因で妬みの感情を持ちやすいかも。

 

ついつい自分と他者を比較する癖のある人も
妬みの感情を抱きやすいといえるでしょう。

小保方さんの女子度の高い容姿は

「自分と似ているという感覚」

つまり嫉妬に結びつきやすい要素だと思います。

 

 

通常、結果をだす人には、圧倒的な努力やプロセスなどが透けてみえます。
ですので、皆さんも素直に「すごいな」と尊敬できると思います。

しかし、

「もしかして不正?」
「もしかして、単に上司に気に入られたから?」

といった要素に触れると、それが不正確な情報であっても
不平等感や敵意を持ちやすくなります。

 

 

というわけで、最近の小保方さんバッシングは
ちょっとやり過ぎでは?と思うのが私の意見です。
不正があったとしても、なかったとしても。
 
その一方で小保方さんには、働く女性の先輩として苦言を呈したいこともあります。

それは「トンマナを守ろうよ」ということ。
トンマナとは、主にデザイン業界で使われる言葉でトーン&マナーの略

 

 

例えば、

・企業のホームページを制作するとき
・商品のパッケージをデザインするとき

などに決める、色味や雰囲気、表現などのルールのことです。

 

 

職場にも、暗黙のトーン&マナーはありますよね
お医者様はお医者様らしい言動や服装が求められるように
働く女性にも求められるものはあります。

 

STAP細胞については、不正はあったかも知れないし、なかったかも知れません。
しかし、小保方さんがビジネスパーソンとして、トーン&マナーを守っていたのなら、
もう少し違った展開になったのでは・・・と残念でなりません。

そういった視点から考えると小保方さんは悪女性が低い、
むしろ立ち回り方が下手な女性かも知れません。

 

渦中にいる小保方さん、いろいろお辛いと思います。
(周りの人はもっと辛いと思いますが)
タフで懲りないのが悪女たちの特徴ですので、
ここは強い気持ちでのりきっていただきたいと思います。

 
 

都議のセクハラ野次から考察する悪女誕生のプロセス

女性議員が都議会の一般質問中にセクハラ野次を飛ばされたそうです。

======== 以下、東スポWEBより引用 ==========

東京都議会で塩村文夏都議(35=みんなの党)に「結婚しろ」「子供を産めないのか」などのセクハラヤジが飛び、国内のみならず世界中に発信された問題で23日、“犯人”が騒動後5日目にしてようやく名乗り出た。「早く結婚すればいい」の野次をとばしたと白状したのは自民党の鈴木章浩都議(51)。どうやら都議会でも札付きのセクハラ癖の持ち主として知られるようだ。ウソ八百を重ね、謝罪後も繰り広げた厚顔無恥な振る舞いに周囲はあぜんとするばかりだ。

======= 引用、終わり =================

 

野次の内容を見ましたが、明らかにアウトですね・・・。

もちろん女性議員には失礼ですし、あの野次はないなと思いますが、
言っちゃった男性議員にも、ちょっぴり同情してしまいます。

 

 

■ 立場が発言を促す?

質問には野次を飛ばす。これ、日本では議員の方のお仕事の一つなのでしょうか?

そうでないとしても、野次を飛ばさないと
一人前でないような空気があるのかも知れません。

ある立場におかれ、ある場面に立つと〇〇をしなければならない!といった気分になる。
こういった現象は日常にもあることです。

歌舞伎を見に行って「成田屋!」とか声をかけないと
わかってないように思われそうな感覚。

ゴルフに行って、誰かがショットしたら、見ていなくても
「ナイスショット!」と言わないと冷たい人だと思われそうな感覚。

心では思っていないのにとりあえず声に出してしまうという体験は
皆さんにもあるのでは?

許されることがどうかは別として、

野次を飛ばした本人はさほど悪気はなかったのでは?と感じました。
悪気がない場合ほど、同じことを悪気なく繰り返すので始末が悪いんですけどね。

 

 

■ 立場が人の性格を変える?

疑似監獄で与えられた役割をどうこなすかを観察し、世に衝撃を与えることになった
スタンフォード大学の監獄実験というのがあります。

看守役と囚人役を決めてその役割を演じてもらう実験です。

日数が経つと、元の性格に関わらず看守役は
囚人役に屈辱を与える、暴力をふるうといった行動をとるようになってしまい、
実験が中止されたことで有名になりました。

もちろん囚人役の人も、より囚人らしい言動をとるようになり
心身に支障をきたす人が続出したそうです。

 

 

これを今回のケースにあてはめるのは少々乱暴ですが、

・質問を聞く都議という立場が、つい野次を飛ばしてしまった

おそらく反省し、社会的罰も受けている

・セクハラ野次を受けた女性議員が被害者としての言動をより強くとってしまった

おそらく実際以上に傷ついてしまう

といった構図が透けて見えるだけに、
お二人とも大変だろうなと、同情してしまうのです。

 

 

■ 悪女の誕生も立場から?

悪女の誕生も「立場が人を変えてしまう」というケースなのでしょうか?

 

マリーアントワネット、ポンパドール夫人、楊貴妃、淀君など
歴史に名を残す悪女の多くは、
時代に翻弄され、おかれた立場から悪女と呼ばれるようになったようにも見えます。

 

しかしながら、性格特性が生育歴とは相関性がないとすると・・・。
もともと持っていた悪女性が環境によって花開いたと考えるべきでしょう。
いくら大変な立場でも、悪いことができない人は、なかなかやれないもの。
野次をとばした都議は、女性蔑視の素養があったのでしょうね。

 
 

レトロな教室と古風な女

例によって、交渉の授業に立ってきました。

昨年使用した、大隈記念タワーのキレイな教室もいいですが、
今年のこのレトロな教室が、何とも言えない味わいがあって好きです。

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レトロな教室に、黒板。
「THE授業」といった感じで趣があると思いませんか?

 

ところで皆さんはトレンドを押さえた美人と、古風な美人、どちらがお好みですか?
私は断然、古風な美人がタイプ。
男性も今時の草食系より、昔の気概がある男性が好きです。

 

犯罪史も、平成よりも昭和のほうが興味深く取り組めます。